日本語で語り継がれた『古事記』
日本の歴史を紐解くとき、最も古い書物とされる『古事記』は、まず五十音の意味について説くことから始まります。日本語は母音「あいうえお」を縦の列に、子音を10行で構成された五十音図を基盤とし、この図を通じて語り継がれてきました。この五十音図こそが、日本語という言語の成り立ちと、言霊としての力を象徴するものであり、『古事記』の重要な基盤を成しています。
一般的には、『古事記』を天皇代々の系譜を辿る物語として読み解く方法が広く知られています。しかし、本来『古事記』を読む姿勢として相応しいのは、この日本語の母音と子音の成り立ちに立ち返り、その言霊を「ご神勅(神の教え)」として捉え、深く読み解いていくことです。この姿勢こそが、日本人の精神の規範を理解する上で重要な方法と言えるでしょう。
今年最後のセッションでは、このテーマを中心に、『古事記』を新たな視点から紐解いていきたいと考えています。皆さまとともに、この日本語の持つ奥深い力や『古事記』に込められた精神性について、改めて探求する時間にしたいと思います。
ご神勅における物語の解釈
たとえば、ご神勅に基づき物語を説く際には、天照大御神を中心とし、月夜見尊や素戔男命が登場します。この中で、素戔男命が司った役割について、その言霊を紐解くと、それは物質文明の始まりを示すものとして描かれています。
その経緯をたどると、天照大御神の御心の中心より分けられた御霊(八百万の神々)が生まれました。そして、八咫鏡を祀る神社において祈りを捧げ、自らを鏡に映し出すことで、人々に「分離の意識」を与えました。この分離の意識は、顕在意識とも言い換えることができます。素戔男命が司ったこの「分離」は、競争社会の基盤を築き、物質文明の発展をもたらしたと言えるのです。
また、この陰と陽のバランスがもたらされたご神勅は、物語として私たちに示されています。そして今日、科学文明が大いに発展する中で、素戔男命が指し示した言霊の意味をさらに紐解くと、それは西洋文明、特に子音のみの言語として構成された文化によって象徴されるものであることが分かります。このように、ご神勅が持つ深い意味は、現代社会においてもなお重要な示唆を与えているのです。
日本語と言霊の原理
『日本語』を解釈していくことは、そもそもの言霊の原理によって紐解かれていきます。その理由は、日本語において『母音』が欠かせない要素だからです。
『母音』に基づく言霊の原理は、日本人の『精神の規範』の基盤でもあります。この『精神の規範』において、生きとし生ける存在とは、人間中心の神を模したものではなく、その御心(神の意識)はすべての万物に宿るとされています。そのため、『精神の規範』とは、人類の営みそのものが活動の中にあり、自然界そのものが神であるという認識を基盤として成り立っているのです。この考え方は、日本語を交わす人々の間に、分け隔てのない精神性を育む源となっています。
このような性質を受け継いだ『日本語』によって、『古事記』に示されたご神勅を読み解くことは、私たちが直面する様々な課題を本質的に理解する手助けとなるのではないでしょうか。言霊を通じた日本語の解釈が、現代における新たな気づきと精神の豊かさをもたらす鍵となることを信じています。
日本語と言霊、そして西洋文明との対比
これは決して日本語を贔屓するための話題ではありません。
西洋で語られる英語圏の、子音に基づいた言語文明にも重要な意図が働いているのです。
たとえば、『Yes or No』『I(わたし)』『YOU(あなた)』というように、子音を基盤とした言語は、物事を区別し、明確に分ける思考を発達させました。この分離意識を通じて、競争原理を生み出し、陰陽の働きを活用することで科学文明を発展させるための重要な役割を果たしてきたのです。
これは同時に西洋における宗教の始まりとも深く関連しています。聖書の冒頭には「初めに言葉があった。言葉は神とともにあり、言葉は神であった」と記されています。
この記述が示す通り、西洋文明において『聖書』で語られる「神」の存在は、基本的に「人のために存在する」という側面を持っています。
しかし、それゆえに宗教間の違いによる争いや対立が歴史上何度も繰り返されてきました。さらに、人種差別を背景とした戦争も、物質的な解釈や分離意識の延長線上で生じてきたことが伺えます。
一方で、日本においては、さまざまな宗教が共存してきたにもかかわらず、それによって争いが起こることはほとんどありませんでした。この背景には、日本語の言霊がもたらす「精神の規範」が深く関与していると考えられます。
これは日本人の血筋によるものではなく、日本語そのものが育んできた文化的基盤に由来するものです。
たとえば、
「雨がしとしと降ってきたので、傘をさす」
「いっしょに歌を歌う」
「ありがとう」
といった表現は、日本語の特徴である母音を含む言霊の力を示しています。
これらの言葉は、特定の誰かを対象にせずとも、情緒豊かに表現し、感謝や共感を伝える力を持っています。
さらに、日本語の言霊の特徴は、他文化との違いにも現れます。
たとえば、「虫の音」を日本人は「虫の声」と表現しますが、これは日本語特有の情緒的な感性を反映したものです。
外国では虫の音を「声」として認識しない文化も多く、これも興味深い違いの一つです。
このように、『古事記』を通じて日本語を学ぶことで、その奥深い意味や言霊が持つ力をしっかりと認識することができるようになります。
それは、現代の私たちが抱える課題を理解し、よりよい未来へとつなげていくための大きなヒントとなることでしょう。
風の時代のご神勅をあなたの守護神によって紐解く
『八百万の神開運暦』を用いることで、『古事記』に登場する24通りの神々の中から、あなたの生年月日を鑑定し、守護神を特定することができます。
もちろん、その守護神の本質や才能、さらには持って生まれたあなたの魅力を、キャラクターとして紐解く鑑定も『八百万の神開運暦』の大きな魅力の一つです。しかし、それだけではありません。『古事記』を言霊(ことたま)として受け取り、それをご神勅として、あなた自身の『精神の規範』に根差すための指針として活用することも、この暦ならではの特性と言えるでしょう。
これはどういうことかと言うと、物質的な解釈にとらわれるのではなく、あなた自身の心の在り方について、他の誰でもない「あなた自身」が深く理解することの重要性を示しています。個々の思考や観念が異なるのは自然なことですが、それに固執しすぎることが、課題解決を妨げる要因となることも少なくありません。
たとえば、色とりどりの花々を見て「この花は良い」「この花は良くない」と区別し差別する意識にとらわれていると、風の時代のご神勅を受け取る際に、それが大きな障害となるでしょう。それは本来の「本質」から離れてしまうからです。
『八百万の神開運暦』を通じて、自らの守護神とつながり、その本質に触れることで、あなたの精神の在り方を見つめ直し、心の深い部分に働きかける指針を得ていただけることを願っています。
✨『古事記』を通して神道の心を学ぶ✨
『古事記』を通じて神道の心を学ぶとき、起きている事象や課題を解決する手がかりとなるのは、何よりもまず自らを内観する姿勢です。物質的な価値観にこだわるのではなく、『精神の規範』に立ち返ることが何よりも重要です。そして、それを促す象徴として存在するのが、神社に祀られている八咫鏡なのです。
日本人であれば、『古事記』を五十音図を通して読み解くことで、これまでよりも身近で深い理解を得ることができるでしょう。その結果、これまでの価値観が大きく変わり、新たな視点が開かれるかもしれません。
『八百万の神開運暦』は、その新しい気づきのきっかけとして活用いただけるものです。『古事記』を通じて、あなた自身の『守護神』を知り、その『本質』を深く理解することができるでしょう。そして、風の時代である今だからこそ、あなたに授けられる神勅を受け取り、人生に活かしていただければと思います。
土の時代の執着や思い込みを手放し、あなたの夢を叶える
今、世の中が混沌としているように感じられるのは、土の時代が終わりを迎え、風の時代へと移行しているからです。11月16日の「おうし座満月」では、天王星と月が合(コンジャンクション)し、私たちの意識が大きく変化するきっかけとなるでしょう。さらに、11月20日に冥王星が「みずがめ座」に入ることで、私たちの課題がより鮮明になります。それは、「思い込みを解き放つ」ことです。
土の時代に根付いた物質的な価値観や「今までこうだったから…」という固定観念、過去のトラウマに囚われ続けると、新しい時代の軽やかな流れを掴むことができず、身動きが取れなくなってしまいます。しかし、風の時代では、未来から訪れる新しいエネルギーを取り入れ、本質に立ち戻ることで、スムーズに物事を進めることが可能となります。
この時代において重要なのは、他者との比較や競争、社会的な立場に縛られるのではなく、古い価値観を取り除き、自分の本質を理解し、進むべき方向を目指すことです。『古事記』に語られる本質を学び、自分の本質に立ち戻ることで、どのような問題が起きても、本来のあなたの望みに向かうための行動を促す力を得ることができます。
天王星がもたらす「自己意識の改革」、そして冥王星が導く「破壊と再生」のエネルギーを活かすことで、これまでの価値観を手放し、あなたの夢を叶えるための転換を実現できるでしょう。この大きな変化の波を活かし、未来への一歩を踏み出してください。
-12月のスペシャル個人鑑定セッション- あなたの思い込みを解き放つ★ 夢を叶える密霊鑑定
鑑定概要
土の時代がいよいよ終わりを迎え、風の時代が到来します。
風の時代は、軽やかに未来から吹いてくる風に乗って、あなたの望む方向へ向かっていく時代です。これまでの土の時代とは大きく異なり、「コツコツ積み重ねること」だけが成功の鍵ではありません。あなた自身の能力や才能を活かすことが前提となり、それによって物事は想像以上の成果へと繋がるでしょう。
土の時代の価値観に振り回されることなく、本来のあなたの素質に沿って新しい実りを軽やかに受け取りませんか?今回は「密霊鑑定」を使ったセッションを実施します。このセッションでは、16日の「おうし座満月」と天王星の変革エネルギー、さらに20日に冥王星が「みずがめ座」に入るという貴重な周期を活用します。このタイミングで、これまでの思い込みを解き放ち、軽やかに夢を叶えるためのサポートをさせていただきます。
セッション詳細
こちらのLINE限定セッションは12月1日以降開始となります。
12月以降はご予約できませんので、ご予約は11月30日(日)23時59分までにご予約をお願いいたします。
• セッション時間:およそ2時間
• 料金:11,000円(税込)
• 先着人数:5名さま限定
【キャンセルポリシー】
• セッション前までにご入金がない場合は、キャンセルとみなします。
• ご予定の変更がある場合は、LINEにてお早めにご連絡ください。
このような方におすすめです!
- 固定観念を外し、本来の望みを叶えるための行動を起こしたい方
- コンプレックスを取り除き、自分らしく生きるためのきっかけを探している方
- 風の時代に合った、夢を叶える最善策を知りたい方
- 過去に囚われず、本来の自分の在り方・生き方を取り戻したい方
- 依存体質から自立し、自分を大切にする生き方を見つけたい方
お申込み方法
下のボタンからLINEにご登録の上、メッセージで「12月の個人鑑定セッション希望」とご記入ください。
初めてLINEにご登録される方は、まず無料の守護神鑑定をお試しください。
鑑定結果をお受け取り後、12月の個人鑑定セッションへのお申込みが可能です。
- 先着5名さま
- 11月末まで
- 料金:11,000円(税込)
※受付は11月末までとなります。
開運セミナーのお知らせ
鑑定概要
八百万の神開運暦を知って間もない方、守護神鑑定をした方で、それをどんな風に活かしていくのかを知りたいという方のための『開運セミナー』です。
また、開運セミナーでは、あなたの星を教えます。
あなたの才能、能力を活かしてあなたが決めた未来へ向かうための法則があります。
単に統計学ということではなく、あなたの波に乗るためにはそれに応じた道筋があるということです。
ドライバーがその運転方法を知って、その目的地へ行動していくためには、それが大前提となるということです。
守護神鑑定をしてみて、もうちょっと踏み込んだ話しが聞いてみたいという方は是非、お申込み下さい。
あなたの星を見つけて、それに向かって行動していくということがどういったことなのか?そのヒントにもなると思います。
※およそ2時間くらいの予定です。
このような方におすすめです!
- 八百万の開運暦を知ることでどんな活用方法があるのか?
- 自分が知ることで、他の人たちにもその方法を教えながら、自分の能力にも活かせる
- 神道の心と繋がり、自分の能力、才能を活かしていきたい
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お申込みは下のボタンからLINEにご登録お願いします。
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<セッションの注意事項について>
ZOOMで顔出しOK!の方に限ります。(スピーカー(イヤホン)マイクとカメラ)
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守護神鑑定ってなに?
あなたにあなたの知らない能力や才能があったとしたら知りたくありませんか?
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それがわかるのが守護神鑑定です🌿
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2023年7月よりリニューアルした鑑定書を随時お届けいたします。
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講師:守護神鑑定師 優花
▼プロフィール 1969年生まれ 大分県出身
OL、フラワーインストラクター、スクール主宰、コーチング、花屋経営、様々な経験・体験を生かし、お悩み相談、カウンセリングを守護神鑑定をベースに行っています。
◆日本オラクリティ協会 ・八百万の神カード・リーディング公認講師