春のお彼岸入り
お彼岸はあの世とこの世、私たちが住む世界と交わる期間。私たち子孫がご先祖さまと繋がるトキです
春のお彼岸は3月、秋のお彼岸は9月ですね。
お彼岸の期間は春分日、秋分日それぞれの中日の前後3日間の約1週間くらいがお彼岸となります。
今年の春のお彼岸日程は
3月18日(土)彼岸入り
3月21日(火・祝日)春分の日
3月24日(金)彼岸明け
となります。
ご先祖さまへの感謝を表す日
お彼岸というと、一般的にお墓参りというイメージがすぐに浮かんでくるものだと思います。それというのもお彼岸の語源はサンスクリット語の「パーラミター」という仏教用語。
これを音写したものが「波羅密多(はらみた、はらみった)」であり、成就するという意味を持ちます。
成就とは、煩悩を断ち切って解脱する、悟りを啓くことです。
「悟りを啓く」その彼岸は、川の向こう岸を例えています。
ですから、私たちの居る世界は煩悩の世界を意味する「此岸(しがん)」と呼ばれ、亡くなられたご先祖は「彼岸(ひがん)」へ移ると言うことを般若心経の「波羅密多」では示されているのです。ですから、「彼岸」とは「此岸」からみた「あの世」のことです。そのあの世へ私たちは「お墓参り」を通してご先祖さまと交流するという風習があります。
ただ、悟りを啓くという言葉を耳にするだけで、とても難しいことのような気がしてしまします。煩悩を断ち切るというのも、此岸において、とても大変なことのように感じるかもしれませんね。
彼岸の日にあの世と繋がる期間を私たち日本人は信じてきました。
「春分の日」と「秋分の日」は太陽が真東から上って、真西へ沈みます。
その時期にこそ彼岸と此岸が近づくことを意図してきたのです。
ですから、亡くなられた大切なご家族、ご先祖に出会える瞬間であり、そのご供養にこそ意味が込められています。
私たちがこうして「此岸」に居る間もご先祖さまは私たちをずっと見守っていることを私たちはこの彼岸を通じて交流してきたのです。
そうした風習を大切に思う日本人の心のよりどころ、思いほど成就の架け橋と言えるでしょう。
ご先祖さまはいつでも陰ながら私達子孫を見守り恵みを与えてくれます
春のお彼岸はご家族や大切な人とお墓参りをして、ご先祖さまに一年の恵みに愛と感謝を祈りささげましょう
講師:守護神鑑定師 優花
▼プロフィール 1969年生まれ 大分県出身
OL、フラワーインストラクター、スクール主宰、コーチング、花屋経営、同居、息子2人、家庭円満の秘訣、結婚生活28年継続中、MBA取得、様々な経験・体験を生かし、お悩み相談、カウンセリング、コーチングを守護神鑑定をベースに行っています。
◆日本オラクリティ協会 ・八百万の神カード・リーディング公認講師